今回はJavaを使って、足し算の結果を表示するプログラムをご紹介します。
この内容でお伝えしたいのは、変数に関するざっくりとした説明とその使い方です。そのため2通りの足し算プログラムを作って変数の理解を少しでも深めていただければと思います。
変数とは

変数とは一言でいうと、以下のような説明になります。
変数とは、コンピュータプログラムのソースコードなどで、データを一時的に記憶しておくための領域に固有の名前を付けたもの。
言葉での説明を見ただけではなんとなく分かりづらいですよね。一般的に、変数は箱に例えられることが多いように思います。
みかんが入っている箱があり、その箱に「MIKAN_BOX」という名前を付けた(書いた)とします。
この場合のみかんがデータ、箱が変数、その箱に付けた名前(MIKAN_BOX)が変数名です。箱にはみかんでなくても何でも入れることができるように、変数にも「数字」や「文字列」などさまざまな値を入れることができます。
変数についてはプログラミングをする上では確実に必要になる知識なので、常に学び続けたいところです。
足し算の結果を表示するプログラム(変数なしver)
変数の使い方を学ぶために、まずは足し算の結果を表示するプログラム(変数なしver)を見ていきましょう。
public class Keisan01 { public static void main (String[] args) { /* 足し算の結果を表示する */ System.out.println(2 + 7); } }
2.計算をするための「演算子」を使う。今回は足し算を実行する「+」
演算子には引き算(-)、掛け算(*)、割り算(/)、余り(%)などもあります
少しだけ応用編として、インクリメント(++)やデクリメント(–)などもあるので、作成したいシステムの仕様に応じて使い分けられるといいですね。
変数なしverのコードの特徴としては、変数を用いずにそのまま「2 + 7」の計算結果である「9」を画面に表示するようになっている点です。
これでもプログラムとしては問題なく動くのですが、変数を学ぶために「変数ありver」も作成してみましょう。
足し算の結果を表示するプログラム(変数ありver)
さきほどは変数なしのコードを記述しましたが、次は足し算の結果を表示するプログラム(変数ありver)です。
public class Keisan02 { public static void main(String[] args) { int a = 2 + 7; /* 足し算の結果を表示する */ System.out.println(a); } }
2.計算をするための「演算子」を使う。今回は足し算を実行する「+」
3.int型の変数aに「2 + 7」の結果「9」を格納している
4.System. out.println(“~”) は、文字列 “~” を画面に出し改行する命令
5.画面に表示されるのは変数aの中身の「9」
int型とは、32ビットのサイズを持つ整数型の変数であることを示している
変数なしverではあえて変数に格納することなく計算結果を出力しましたが、上記では変数aに格納してからその中身である「9」を出力するようにしています。もし計算内容を「1 + 1」に変えると、画面にはその計算結果である「2」が表示されます
ここまで簡単なコードではわざわざ変数を使う必要性を感じないかもしれませんが、複雑なプログラムになると変数を使う機会が増えてきます。使い方はぜひ覚えておいてください。
今回は適当に「a」という変数名にしましたが、名前は(制限は多少ありますが)自由に決めることができます。実際の現場では変数名を決めるルールを最初につくり、命名規則に基づいて名前を決めることがほとんどです。
変数は超重要
今回は足し算の結果を表示するプログラムをもとに、変数の説明とその使い方をご紹介しました。
まずは変数を使えるようになって、徐々に重要性を学んでいってください。
変数に関する情報は奥が深いので、常に学び続けましょう!
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