今回はプログラミングをするなら絶対避けては通れない「変数」についてですどの言語を学習しようとも向き合うことになる変数という概念。
簡単なようで難しく、かつとても重要な内容なのが変数というものです。
今回はC言語をもとにプログラムを書くうえで必須な変数の知識をご紹介していきます。
変数とは

変数とはデータを格納するための”箱”であり、プログラムで計算や入出力を行うために必要不可欠なものです。
例えば「ユーザーが2つの数字を入力すると、それらを掛け合わせた数字を表示する」という掛け算プログラムを作るとします。
ユーザーが常に同じ数字を入力してくれるなら処理は簡単なのですが、実際どんな数字を入力されるか分かりませんよね。
そこで、「num1」と「num2」という変数(箱)を用意しておきます。
するとどんな数字を入力されても用意した変数に格納することができ、「num1とnum2を掛け合わせた結果を表示する」というプログラムを書けば結果オーライです。
これが変数の使用方法の一例となります。ちなみに変数の中身はプログラムの処理によって変わっていくこともあります。
「中身が変わる数」、すなわち「変数」ということですね。
変数の宣言

C言語では、この変数を使うために実際の値を格納する「箱」を前もって作っておかなければなりません。これを変数の宣言といいます。
変数の宣言は以下のように記述します。
int a; ⇒ 整数型の変数aを作成
データ型とは変数に入る値の種類や大きさを指定するものです。指定したデータと異なる値を入れることはできないという訳ですね。
また、言語によって型の名前が異なったりもするので、学習したいプログラミング言語によって覚える必要があります。
データには様々な方があるのですぐにすべて理解はできないと思いますが、下記の簡単な型は知っておいて損はないでしょう。
int型: 整数
float型: 単精度浮動小数点数
double型: 倍精度浮動小数点数
「単精度浮動小数点数」「倍精度浮動小数点数」は有効数字の違う小数であるくらいの理解で大丈夫です。
変数の名前には決まりがある

変数の名前はプログラマが自由に決めることが出来ます。しかし使える文字には制限があるので注意してください。
2番目以降の文字はアルファベットまたはアンダースコアまたは数字
変数名の大文字と小文字は区別される
一目見て何を格納する変数なのかを判断できるような変数名にするのがおすすめです。
変数には必ず値を入れる

変数の箱だけ作ってはい終わりという訳ではなく、箱をつくったらその中に値を代入しましょう。代入には「=」を使います。
a = 40;
これで変数aに整数40を代入することが出来ました。
また以下のように変数に入れる値が最初から決まっている場合は、変数の宣言と同時に値を入れることも出来ます。これを変数の初期化と言います。
「=」を使うと「等しい」という意味でとらえがちですが、プログラミングにおいては「右の値を左の変数に代入」するという意味で使われるので覚えておきましょう。
変数は基礎中の基礎
今回はC言語をもとに変数について説明しました。
実際にプログラムを書いていると分かりますが、変数を使わないプログラムはほとんどありません。
言語に関わらずとても重要な内容ですので、しっかり理解するようにしましょう。
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